2月15日(月)
朝一番の飛行機で東京へ。
(朝の時間帯が一番チケットが安かったのです)
仕事の仕上げを残して、持ってきてしまったので
まずは秋葉原の漫画の描けるカフェ『秋葉原制作所』へ。
私もここに行くのは全く初めてでしたが、
佳代ちゃんが「仕事するならいいところがあるらしいよ」と
昨晩、ネットで調べて地図を描いてくれたのでした。
で、行ってみたら、ほんとに仕事しやすいカフェでした。
マンガを描くのに必要なものを何でも貸してくれるし、
手元も明るくて、作業しやすい快適な机と椅子です。
私はライトボックスとデザインカッターを借りました。
(飛行機にカッターナイフを持って入れないので助かりました)
サクサク作業し、無事に仕事のめどがついたので
赤坂に移動。
赤坂ACTシアターで、ミュージカル
『TALK LIKE SINGONG』を観劇。
(香取慎吾×三谷幸喜×小西康陽)
すごく可愛い素敵なお話で、大好きになりました。
(『オケピ!』『彦馬がゆく』『なにわバタフライ』も
大好きでしたが、今はターロウが一番好きです。)
感想は尽きないのでまたいつか、ゆっくりと・・・。
ちなみに終演後にトイレ前で、ウッチャンとウドちゃんに遭遇。
ウッディことウドちゃんは「あれ?天野君は?天野君は?」と
きょろきょろ探してはりました。深津絵里さんも一緒でした。
天野ひろゆきさんには、去年、『マンガノゲンバ』で
拙著『星守る犬』を紹介して頂いたので、感謝してます!
観劇後、遅い晩御飯(吉野家の牛丼)を食べて、
赤坂駅すぐ近くの ↑ マンガ喫茶『まんきつ堂2号店』へ。
ここが今日の私の宿泊先です。
実は『マンガ喫茶』に行くこと自体、生まれて初めてです。
でも、どんなところか、一度行ってみたかったのでした。
禁煙フロアのマッサージチェアのブースを選んで入室。
机で原稿の仕上げを終えて、速攻で本棚へGO。
ずっと読みたかったマンガを何冊も読むことができました。
『青春少年マガジン』(小林まこと著)に感動したので、
夜中、佳代ちゃんに思わず電話。
興奮してうっかり、あらずじを全部しゃべってしまいました。
とにかくマンガがいっぱいで、楽しかったです。
ほかには『もやしもん』『燃えよペン』が面白かったです。
いっぱい読んで大満足でした。
ついさきほど、まぶしいミュージカルの舞台に感動して、
「やっぱり総合芸術はすごいなあ・・・・・」
と夢見心地で圧倒された私ですが、
いやいや、マンガもすごいなあと思った次第です。
マンガは、安価で、手軽に全国どこでも手に入ります。
地方だったり、時間がなかったり、入院している人でも
平等に楽しめるところがいいですね。
以上、色々、感動して、勉強になった東京一日目でした。
2月16日(火)
マッサージチェアを倒して、毛布をかけて寝たので、
ちょっと背中が痛かったけど、何とか5時間くらい寝ました。
朝、おきて、シャワーをして(タオルなど込で600円)
原稿を届けに竹書房へGO。
編集さんを2階の待合室で待ちます。
すると編集さんとともに、何故か竹書房の社長さんが登場。
「昨日さ、たまたま、君のマンガを読んで感動したんだよ。
いいよ~。最高!で、うちでも描いてる作家だって聞いて、
一度会いたいから、東京にきたら絶対に連れてくるように
って昨日言っといたんだ。で、もう、来たの?早いね!」
ということで、そのまま社長室へ連れて行かれました。
「いやあ、是非一度会いたかったんだよ~。わははは!」
・・・・・・・。
実は私は、十年前に一度、会ってお話したことがあるんです。
そう、新幹線が遅れて遅刻して行った謝恩パーティーで、
前の方のエラ~い人のテーブルしかもうあいていなくて、
あの臼井義人先生と、高橋一平社長の間の席という、
とんでもなく緊張する席に案内されてしまった時です・・・・。
だから、社長とお話しするのは実際は二度目ですが、
でも、私は尋常じゃないくらい印象の薄い人間なので
きっと絶対に覚えておられないと思います。
「は、はじめまして。はじめまして。僕の名前はたかし・・・・」
一方、一度会ったら絶対に忘れることのできない豪快な
高橋一平社長は、何でも、新居を建設されたとのことで、
その土地から4500年前の住居跡が発掘されたことを
とうとうと熱く私に語ってくださいました。
「だって、4500年前から、すでに人が住んでたんだよ。
よっぽど住みやすい、抜群に環境がいい場所だよね!
その上に今また家を建てて住んでるってことなんだよ。」
たしかに。
(ちなみにうちは有史以来初めて人が住んだであろう崖っぷち)
さらに、社長のトークは青森県の遺跡の話、動物の話へと広がり、
その迫力に圧倒されながら、私は、ただただ・・・・
「はい」「はい」と返事をするばかりでした。
社長室を出たとき、私は7つ以上年をとっていたと思います。
そのあと、担当編集者の中山千夏さんからチョコレートを
頂きました。いおくんにと。
(ありがとうございます。中山千夏さん。)
そうそう、中山千夏さんは、三谷幸喜氏と大学が一緒で、何と
学生時代に劇団の公演の手伝いもしてはったのだそうです。
しかも「キミは名前が面白い」とほめられたのだとか。
へえ~~。へえ~~。
原稿を届け終わって、飯田橋から新宿へと移動。
双葉社アクションの加納さんと打ち合わせをしました。
お昼ご飯を食べましょう!ということになり、
デパートの食堂街に行き、天婦羅屋さんの匂いを嗅いで、
「いいですね!天婦羅!」「天婦羅にしましょう!天婦羅!」
ということになったのですが、ショーウインドウの中の
一番安いのでも3200円という値段を見て、二人とも、
思わず「高っ!」と叫び、しばらく絶句し、天婦羅を断念。
結局、別のお店に入って、私はチャーシュー麺を、
加納さんはあんかけそばを食べつつ、打ち合わせをしました。
私が夕方の飛行機で広島に帰るらなくてはならないため、
ほんとに短い時間でしたが、色々有意義なお話が出来ました。
地方に住んでいる私は、お仕事のパートナーである編集さんとも
なかなか直接お会いすることができません。
こうして担当さんと直にお話しする機会は、貴重だなと感じました。
というわけで、夜には飛行機で広島に到着。
そんなこんなで、めまぐるしくてあっという間の一泊二日でした。
事故にもあわず無事に帰広できたのは、いおのお守りのおかげ?
1 件のコメント:
楽しい長い報告、あらっ、一泊二日の出来事だったのですね。
はるばるでかけた甲斐のある上京でよかったですね。
いろいろなところでお仕事するたかし先生、
ごくろうさまでした。
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