今日は、いゆの中学校の卒業式でした。
厳かな式典の後、教室に戻り、卒業生が一人ずつ
両親にあてた手紙を読みました。
15歳くらいの子が、自分の親を思いながら書いた文章は
それぞれ皆、興味深く、面白かったです。
いゆの手紙は、おとうさん、おかあさん、今まで反抗してすまなかった
とわびるような、しおらしい手紙でした。
しかし、その目は、なおも闘志をたたえていました。
多分、というか、絶対、反省しとらんな。
高校に入っても、まだまだ、愉快な反抗は続く模様。
また、本日、新刊『続・星守る犬』が発売となりました!
ところが、夕方になって、その新刊を楽しみにしていた祖母
ヅラ・シルバーが急死したと、大阪から電話がありました。
昨日、見本本が届いたので、早速一冊送ったのですが、
残念ながら、間に合いませんでした。
映画も楽しみにしてくれていたのに、見せてやれず残念です。
最後に声を聴いたのは、三月三日でした。
三月三日のひな祭りの日。
桃の節句だからと、佳代ちゃんが桃の花を
送ったらしく、お礼の電話がありました。
ありがとう、うれしかったと、わんわん泣いていました。
いやいやいや、泣かんでも!こっちはゲラゲラ笑ってたんですが、
あれが最後の会話でした。
その翌々日、祖母から、桃の花の写真つきの葉書が届きました。
鉛筆でかかれたヘロヘロの文字の手紙。
「ありがとうね 又又」という言葉で結ばれていました。
「又又」って何やろね?と、またゲラゲラ笑って読みました。
そして、これが最後の手紙でした。
頑固で勝気で憎まれ口ばかりたたいていた祖母でしたが、
最後は優しい言葉をくれました。
いろんなことは、いつも重なって降りかかりますね。
今夜は急いで諸々の原稿を描き上げ、明け方、大阪に出発します。
大阪で「本ゆ」の原稿を描きます。
4 件のコメント:
ご祖母様のご冥福をお祈りいたします。映画、見ていただきたかったですね。また、ご令嬢のご卒業おめでとうございます。
そして、続編の刊行おめでとうございます。
先生やご家族様のお辛いお気持ちを考えますと、どう申し上げればいいのか、言葉が見つかりません。
先生のご祖母様のご冥福をお祈り申し上げます。
来月からは、女子高校生が村上家に誕生ですね。
ご卒業おめでとうございます。
おばあさま、長く生きてくださって、たかし先生には、
とてもありがたいことでしたね。
今頃、なつかしいひとたちとあちらで再会して、
よく動きまわり、笑っておいでのことでしょうね。
ご祖母様のご冥福をお祈り申し上げます。
きっと、いつまでも空から見守ってくれていると思いますよ。
ご令嬢のご卒業、おめでとうございます。
うちも娘が小学校を卒業した、一つの節目の年となりました。
続刊、おめでとうございます。
コメントを投稿