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2009年8月9日日曜日

大感激 ダ・ヴィンチ と ブランチ

雑誌『ダ・ヴィンチ』の今月のプラチナ本で『星守る犬』を

取り上げて頂きました。

大感激です。恐縮です。

以下は横里隆編集長から賜った

レビューです。


涙の後に一面の向日葵が咲き誇る



集部に届いた本書の原稿コピーを読み、仕事中にも
かかわらずデスクで号泣した。
その日は地下鉄に乗ってもまた泣いた。
僕たちの人生はどこまでも続く闇の中で決して届かない
彼方の星を望んで生きているのだと。
主人公の転落人生は果てしなく哀しいが、
彼にはハッピーがいてくれた。
愛犬のまっすぐな愛を受け、彼の最期は美しく彩られる。

ひたすら悲しく、どこまでも温かいラストに涙が止まらない。
尚かつ、後半に収められた「日輪草」がまた素晴らしい。
読む者の悲しみを昇華する構成となっており、
絶望の果てに死んでいった(ようにも見える)「おとうさん」の
生涯が俯瞰され、丁寧に肯定されていく。
そして生きとし生ける者すべての、悲しみに染まった人生を
一面の向日葵で鮮やかに飾りつくしてくれる。
見事です。感涙!

じーん。

こんなもったいなくも、

ありがたいお言葉を頂き、

光栄の極みです。

申し訳ないような気持ちです



これだけでもうれしすぎるのに、

なんと !!


昨日『王様のブランチ』の

松田哲夫さんの『松田チョイス』でも

『星守る犬』を紹介して頂きました。

松田さんからのもったいない程

過分なおほめの言葉に、

大感激しました。

誠に身に余る光栄です。

(以下、松田さんの発行されている『蔵前新聞』より抜粋)


<今週の松田チョイス>

◎村上たかし『星守る犬』双葉社

『やさしさと せつなさと』

温かい涙が流れるマンガ、村上たかしさんの『星守る犬』です。

<限りある人生を、犬とふたりで。山中に放置された自動車から

中年男性とその 飼い犬の遺体が発見された。

しかし、男性の遺体が死後1年経過しているのに対し、犬 の

遺体は死後3ヵ月しか経過していないという検死結果が……。

「おとうさん」とハッピーの 短くも永い「ふたり旅」。

涙なしでは読めない奇跡の感動作。>

*松田の一言*「犬好きにはたまらない!」

このマンガを読んでいると、犬を飼ったことがある人は誰でも、

人と犬がを通わせる場面の一つ一つが深く心に響いてくると

思います。

そして、とっても 温かいものが伝わってくる。

この温かさはどこからくるんでしょうか。

それは、ひたすら真っ直ぐに飼い主を見つめている、

そういう犬の気持ちに寄り添って描かれいるからなんですね。

そして、直面する厳しい現実も運命として明るく受け入れていく、

そういった大らかな気持ちが、限りない優しさをぼくたちに、

与え続けてくれるんですね。本当に素敵な作品です。



私のようなしょうもない生き腐れの漫画家が

こんなにも素晴らしいレビューを頂くなんて、

突然、降って湧いた身に余る光栄。。。

ありがたすぎて。 幸せすぎて。


・・・・こんな幸運があってよいのでしょうか?

今、完全に自分に死亡フラグが立ってるのを感じます。


5 件のコメント:

bukyo さんのコメント...

生きろっ!
死亡フラッグはしまって、次の作品にむかって、
ばりばり製作してくださいましッ!!

ちょこ さんのコメント...

ダ・ヴィンチもブランチも拝見しました~♪
ブランチは実家に帰る途中、高速のSAに止まって、車の中でわくわくしながら観ました。
(大阪在住なので、観られないかなと覚悟していたのですが)

『星守る犬』、あちらこちらで注目されていますね~(*^_^*)
広く注目されて、ファンとして嬉しい限りです。

この夏もいろいろと殺伐とした出来事が起こっています・・・。
『星守る犬』を多くの人が読んで、素朴で温かい気持ちになれるといいな・・・と思っています。
何かに感動して泣くということって、とっても気持ちを癒してくれる気がします。
沢山の方が、お父さんとハッピーの愛に癒されますように。

匿名 さんのコメント...

生きろ!死ぬな!
がむばれ!せんせい!

ナツメヒロ さんのコメント...

今日仕事帰り、電車の待ち時間にふと立ち寄った本屋で「星守る犬」を見かけました。
実はこの本のことを全く知らなかったのですが、可愛い表紙と、重松清さんのコメント、更にこれが残り一冊だったこともあり、なんとなく購入しました。

元々犬が好きな私は、そのまま電車の中で前半のお話を読みました。
よくある家族の風景を時の流れと共に、犬の視点から淡々と語られる前半。
一気に世界を2人に絞り込む中盤。
そして最初につながることを観る側に覚悟させる後半。
家までの帰り道は、読み終わった後の余韻でこらえきれない感情が頬を伝っていました。

帰って嫁に「これとてもいいよ」と差し出し、食事の後読み終えた嫁は、感想もなくただ涙していました。

そのまま二人で最後のあとがきまで読みながら、嫁の実家で14年間飼っていた愛犬のことを思っていました。
最後1ヶ月間は寝たきりだったけど、久々に大好きな家族全員が集まり、皆に囲まれとても幸せだったのかなと、今思い返します。

端から見たら気の毒そうなことでも「大好きな家族と一緒にいられることの幸せ」を改めて感じさせてくれる暖かい一冊でした。

今は私と嫁と猫の3人暮らしですが、これからも大切な家族と一緒にいられる幸せを、日々感じていこうと思います。

ありがとうございました。

村上たかし さんのコメント...

みなさん!!!

ありがとうございます。

がんばって生きます!可能な限り!


しかし、よいことが続くと

不安になるのが小心者の小市民。

恐縮しちゃいます。